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カタールのドーハで開催されていたアジア大会が閉幕しました。個人的にはハンマー投げの室伏選手の負傷欠場がとても残念ですが、日本の金メダル50個は素晴らしかったですね。それにしても、テレビで放映されていた開会式には度肝を抜かれました。そのお金のかけ方、演出のこだわり、そしてその背景にあるオイルマネー。でも、カタール国をご存知でしょうか? 今回のアジア大会の開催地であるカタールのドーハといえば、サッカーファンならずとも「ドーハの悲劇」は有名です。1993年に翌年の米国ワールドカップ出場をかけて、あと一歩まで迫りながら、ドーハで行われた最後の対イラク戦のロスタイムにショートコーナーから同点ゴールを決められて、日本はサッカーワールドカップ初出場を逃しました。当直中の会議室に集まって夜中の生放送を見ていたのですが、ショートコーナーに詰めていったフォワードの三浦カズ選手が半歩及ばずにセンタリングをあげられ、ゴールキーパーの松永選手が一歩も動けずヘディングが決められてしまうまではスローモーションのように思い出します。会議室の面々は誰も固唾を飲んでいた時間でした。あの時も、ドーハとは、カタールとは、中東のどこか、アラブのどこかという認識くらいしかなかったように記憶しています。 次にカタール国に関心を持ったのは、アルジャジーラという衛星TV放送でした。中東のCNNとも呼ばれるこの放送局は、カタール国からの支援をバックに、欧米のメディアにはない視点で中東アラブ世界の視点からニュースを発信しているようです。日本でもSeptember11以降のアフガニスタン戦争やイラク戦争ではよく名前を聞くようになりました。日本の衛星放送であるスカイパーフェクTVではアルジャジーラを邦訳つきで視聴することができたのですが、人気がなかったのか現在はそのチャンネルは終了してしまっています。80年代にCNNが衛星をフル活用した現地報道で表舞台に出てきたときも、その放送スタイルは新鮮さに満ちていましたが、アルジャジーラというアラブの自由主義的な放送局の新鮮さもそれには負けていないのかもしれません。放送局というのはある価値観を表現する舞台でもあります。アメリカなら3大ネットワークやCNN、イギリスならBBC、とその国を代表する放送局にはその価値観が垣間見えますが、アルジャジーラが出現するまで中東の価値観を代表するような放送局と出会う機会はほとんどありませんでした。 ある国を旅するときは、現地のTVを見ることが多いと思います。いくら報道が公平性を考慮するとはいっても、その国の関心や価値観を反映しないわけはありません。その結果、同じ話題やニュースでもそれぞれの放送局を見比べると関心や価値観の違いが浮き彫りになります。最近よくNHKのBS放送でやっている各国のトップニュースという番組がそれです。各国のTV番組を見比べてみると、いかに日本の番組が内向しているか、ということに驚くことがあります。それはどの国でも似たような傾向にあるわけで、文明の衝突?は避けられないことなのかもしれません(ちょっと短絡的ですね)。多様な国の放送文化に触れてみたいものですが、個人的にはアルジャジーラを自由に見てみたいなと思います。ドーハでアジア大会があっても、カタールについても中東についてもアラブについても、あまりにも何も知らないことにいまさらながら気がつきました・・・。みなさんも、もし、中東やアラブについてあまり知らないと思うのでしたら、ぜひアルジャジーラの世界へどうぞ。ニュースだけでも結構楽しめますよ。 ↓アルジャジーラのネット放送(英語版)http://english.aljazeera.net/News ↓ライブドアの邦訳アルジャジーラ・ニュースhttp://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__61/vender |
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